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こんにちは、医学生担当の砂川です。
今回は、医学生から寄せられた質問に、救急センター部長の佐々木隆志先生と同副部長の中司貴大先生にお答え頂きました!

Q.研修医にこれだけは習得してほしいというマインドはありますか?

佐々木先生:患者さん本人はもちろん、付き添いのご家族にも具体的できめ細やかな対応をとることが必要だと考えています。患者さんを帰すときには、帰宅後のケアの方法などをしっかりとナビゲーションする。診療中も、ご家族の方を放置せず、きちんと説明をする。救急搬送には大きな不安がつきまとうので、配慮を欠かさないことが大切です。

Q.どういう症例がきたら怖いですか?

中司先生:生命が危ぶまれているケースは、やはり緊張がはしります。とはいえ、私は毎日緊張しながら診療にあたっていますね。大きな責任が伴う分、ストレスの負荷も高いです。オンとオフをしっかり切り替えて、ストレスコントロールを大切にしています。

Q.救急で素早くオーダーを出すためには、どんな勉強をすればいいですか?国試対策の勉強をしっかりしていればできるようになるのでしょうか。不安です。

中司先生:うーん、私個人は学生時代にそんな勉強はしていなかったのですが...(笑)
教科書でみるような稀な疾患に遭遇することもありますが、コモンディジーズをしっかりおさえておくことは大切だと思います。一般的な臨床の場にどんな人たちが来るのかを知ることも、実践的な診療能力につながると思います。
おすすめの書籍は「レジデントノート」(羊土社)はどうでしょうか。実践的かつ入門的なので、とっつきやすいと思います。国試対策として効率的かというと、そうではない気がしますが、とても有用だと思います。

Q.患者さんから無茶な要求があったり、怒られたりした時、どのように対応していますか。

中司先生:心を落ち着けて、できること、できないことをしっかり説明するようにしています。すべての要求には応えられません。エネルギーは必要ですが、冷静に向き合うようにしています。


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