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こんにちは、医学生担当の砂川です。
今回は、千鳥橋病院のERを紹介していきます。

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この日、ER研修初日を迎えた1年目の松永先生(写真右)
『京都ERポケットブック』(医学書院)を携え準備万端です。
当院の初期研修では、医師として臨床現場に立つ前に2日間のER看護研修を行っています。
看護研修でお世話になったER師長(写真中央)からあたたかい激励を受けています。

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ハートフルな雰囲気も束の間、急患です。
救急センター部長と上級医に見守られながら、外傷の処置を行う松永先生(写真左)。
初日なのでさぞ緊張しているだろうと思っていましたが、落ち着いています。
ゆっくりと丁寧な口調で、外傷を負った状況を患者さんに確認していきます。
上級医と相談しながらオーダーを出し、看護師との連携で処置も無事に終了しました。
松永先生、お疲れさまでした!

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当院のERは、3,4人の医師により、24時間体制で2次救急医療に携わっています。各科と連携し、急性心筋梗塞に対する救急PCIや消化管出血に対する緊急内視鏡治療、急性腹症をはじめとする各種緊急手術の初療に対応しています。
年間の救急車搬入台数は3,066台(18年度)、1日平均で8.4台/日となり、福岡市内搬送数の3.3%を担っています。

千鳥橋病院のERの特徴について、救急センター部長の佐々木隆志先生に話を伺いました。

佐々木先生:福岡医療団の医療と福祉のネットワークは、県内の広いエリアに展開しています。そのため、他の院所・診療所から緊急で当院のERに搬入されることが多々あります。救急車の搬入台数を上回る日もあるので、地域医療への応需は単に台数では計り知れないところがあります。
身体問題だけでなく、様々な心理・社会背景を抱え受診に至るケースもあります。経済的理由により、医療費の支払いが難しく適切な医療を受けられずに病状が悪化し、救急車で来院される場合もあります。

当院の救急研修プログラムでは、2年間を通じて原則として週に1単位以上のER研修を行います。また、最初にER看護研修を行い、ERでの他職種の動き、診療の手順、診療材料の保管場所などを学びます。

次回は、医学生から寄せられた質問にERのベテラン医師がお答えします!

千鳥橋病院では、初期臨床研修オンライン説明会を行っています。
こちらから参加登録ができます。お気軽にお申し込みください。









by chidoribashi | トラックバック(0)
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