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2014年11月アーカイブ

其の壱拾四 地域医療研修@五島ふれあい診療所の巻 


 

気が付けばもう11月、寒くなってきました。現在小児科研修中でインフルエンザ予防接種が大変なことになっています。ヒーヒー言っているお久しぶりのI入です。

 

今回は自分の地域医療研修について紹介したいと思います(=゚ω゚)

 

7~8月の2か月間、千鳥橋病院を離れて長崎県は五島列島・福江島にある「五島ふれあい診療所」に研修に行ってまいりました(#^^#) 千鳥橋病院の初期研修では九州・沖縄の関連施設での地域医療研修が可能で、五島もその1つなのです!



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診療所は入院ベッドの無い無床診療所で、外来と往診、デイサービスをメインにやっております。そこにお邪魔して外来や往診を一緒にさせてもらったわけです( `―´)


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中の様子~

 

土地勘も全くなく、ほとんど知り合いのいない地での研修は最初は苦労続きでした。おまけに今年の7月は台風も多く・・・((+_+))

 

診療所の外来は定期通院が多いのですが、中には蜂刺傷のような今までに経験したことのないようなものも・・・( ゚Д゚) 

採血は毎日福岡の業者に空輸なので、結果も出るのは翌日以降であり、離島ならではの大変さも感じました。


  

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電子カルテ装備してます~。

 

診療所はそこ自体が地域のコミュニティのようになっていて、待合室でもいろんな話題が飛び交っていました。

ある外来患者さんは、「今日は体の調子がいいけん先生の顔を見に来た」と・・・。千鳥橋病院では忙しすぎてこんなん聞いたことないなと思いつつ( ゚Д゚)でも、そういった和気あいあいとした診療がここでは必要とされているわけで・・・。この五島というフィールドに出てみて、医学的なことよりも、もっとこう、「医療」ってどんなものかっていうのをじっくり考えた2か月間でした。

 

 

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まったく語りつくせておらず内容も伝えきれていませんが、皆さんもぜひ一度どうぞ~。


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by chidoribashi

千鳥橋病院の初期研修医のインタビューページを掲載しました。

http://www.chidoribashi-resident.jp/syoki/voice.html



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20092月から始めたホームレス医療支援が2014117日で70回目を迎えました。

この医療支援は毎月第1金曜日に千鳥橋病院医師、たたらリハビリテ―ション病院歯科をはじめ看護師やMSW(医療ソーシャルワーカー)、事務や医学生などのボランティアで行っています。これまで参加した医学生は、のべ275人になります。

 

医療支援では、博多区にある冷泉公園でNPO法人ホームレス支援福岡おにぎりの会が主催する炊き出しに並んだ方たちに声をかけ、具合が悪い人は看護師が問診をおこない、医師が診察をおこないます。

診察をしなくても血圧や血糖値だけ測られる方も多くいます。

 

学生の頃からこの医療支援に参加している研修医は、医師になった現在も(今も)継続して参加しています。また、今回初参加のご夫婦は、「東京から引っ越してきました。東京でも同じようなボランティアをしていたので、今後も継続して参加していきたいです。」と話しました。

 

参加した医学生の感想

・健康に関心を向けることは難しいと思った。

・医学部1年は教養科目ばかりでモチベーションが上がらない。ホームレス医療支援に参加する理由はモチベーションを上げるために頑張っている。

・初めて参加したが、ボランティアをする方々が温かい雰囲気だったのが印象的だった。

 

~お願い~

医療支援ではカミソリ、歯ブラシ、石鹸を配っています。出張や旅行先のホテルでもらってきたものや、ご自宅で使用していないもの(未使用に限る)がありましたらご協力をお願いします。

 

~今後の予定~

1212日(金)  

1月  9日(金)

12月と1月は第2金曜日になります。

参加ご希望の方、お問い合わせは下記の連絡先まで。

 

時 間:2030分~準備・設営 | 21時~支援

場 所:冷泉公園(福岡市博多区上川端町7

連絡先:千鳥橋病院 医局事務部 TEL:092-641-2761(代表) 

 

千鳥橋病院 ホームレス医療支援ネットワークのページ 

http://www.chidoribashi-resident.jp/homeless.html


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17KOMSA(九州沖縄医学生のつどい)1018日~19日に宮崎で開催されました。

今回は、「医療とパートナーシップ~陸の孤島・宮崎で、学ぼう!つくろう!つながりを!~」をテーマに、九州沖縄各県から33名の医学生が参加しました。


1日目、実行委員長より、「今回は『学習講演&施設見学』『各大学の持ち寄り発表』『交流』の3を柱に開催します。初めて参加する学生は、特に自分の心の動きやどう感じたのかという点を気にしながら参加してほしい」との挨拶がありました。


その後、宮崎生協病院の古谷孝Drより、「今回のKOMSAでは、いろいろな視点から見て、感じて、今後の生活の中に1つの考え方として生かせるよう2日間を過ごしてほしい」と話しました。

 

学習講演として、NPO法人ホームホスピス宮崎副理事長の久保野イツ子さんから「かあさんの家」*の取り組みについてのお話の後、「かあさんの家」のフィールドワークを行いました。

 

見学後、班ごとに学習講演とフィールドワークについて感想交流とディスカッションを行いました。夜には交流会があり学生同士や医師、職員と楽しく交流しました。


 

2日目は各大学のサポートセンターで事前に学習した内容を基に持ち寄り発表を行いました。


・「医療機関と調剤薬局」福岡大学

・「リハセラピストと医師」久留米大学

・「患者さんの症例を通して見える医療・介護の関わり」佐賀大学


それぞれのパートナーシップについて発表し、ディスカッションを行いました。

 

最後に実行委員長から「みんなの協力でスムーズに運営でき、医療とパートナーシップを様々な視点で学べるKOMSAになりました」と挨拶し、閉会となりました。

 

NPOホームホスピス宮崎 かあさんの家(開設10周年記念パンフより抜粋)

その人らしく人生を全うする方々の、施設でもない自宅でもない『もう一つの居場所』です。医療機関やさまざまな職種の専門家やボランティアがチームを組み地域の協力も得ながら、暮らしといのちを支える『終の棲家』です。

http://www.npo-hhm.jp/mother/



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千鳥橋病院 研修医と医学生のページ更新しました。


医学生のホンネ

http://www.chidoribashi-resident.jp/igakuseihonne.html


一日医師体験

http://www.chidoribashi-resident.jp/igakusei/ishitaiken.html


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1025日~26日に10月つどい(民医連の医療と研修を考える医学生のつどい)が京都で開催され、全国から学生と職員の101名が参加しました。


今回のつどいは、「地域医療」をテーマに開催された夏つどいの総括を基に行われ、事務局が検討した総括文の見直しをおこない、2014年夏つどいを振り返りました。



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その後、大阪耳原総合病院の大谷紗代医師から「研修企画~医学生が知って得する初期研修~」として「民医連での研修の魅力は科の垣根が低い、職種が協力的、全国に仲間がいる。」と話しました。




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夜は交流会を行い、久しぶりに再会した全国の学生たちと夜遅くまで語り合いました。

 

2日目は、延命治療について考えるDVDを観た後、函館稜北病院の堀口信医師から「医の倫理~地域医療の事例を臨床倫理の視点で考える~」と題しての講演があり、「終末期のポイントは患者さんの意見を最大限尊重する。迷ったときは人命尊重です。」と話しました。



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参加した学生からは「民医連と民医連以外の病院は見学する際にどこを比べたらいいのか?」「医療倫理と言ってもガイドラインがたくさんあることを初めて知った。」「第35回つどいは共同組織の企画が勉強出来てとても楽しかった。」など感想がありました。


次回からは第36回つどいとして新しいテーマに沿ったつどいが始まります。

 

つどいは、大学や学年をこえた交流、民医連や社会問題についての学びのフィールドになっています。


医系学生サポートセンターのお問い合わせは下記からどうぞ。

http://f-min.jp/medical_work.html


by chidoribashi