2015年12月アーカイブ

11月10日(火)駿台予備校福岡校で医療講演会を開催しました。今回の医療講演会には約40名の予備校生が加しました。千鳥橋病院の黒木Drからは、大学生活や千鳥橋病院の研修、心に残った症例について話をしてもらいました。

講義後の質疑応答では、なぜ研修先として千鳥橋病院を選んだのですかと質問が出され、黒木Drは、病院全体の雰囲気が良いこと、無料低額診療などを行っていることなどを紹介し、患者さんとの距離が近く寄り添った医療が出来るので選んだと答えていました。

講演会終了後も予備校生からのたくさんの質問に答えていました。また、過去に何度も一日医師体験に参加したことがある学生も来ており、「今年こそは合格します」と話していました。

参加者の感想では、「九州大学志望なので、合格したらぜひ千鳥橋病院の実習に参加したいです」という声もありました。受験本番を控えた予備校生たちにとってモチベーションアップにつながる企画となりました。

 駿台予備校の先生からは、実際に医師に来てもらい話を聞けることは予備校生たちにとってとても良い刺激になるとお話がありました。高校生・予備校生対象の企画として今後も定期的に開催し、千鳥橋病院や民医連の医療に興味を持ってもらえるよう企画を行っていきます。

 

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佐賀大医系学生サポートセンターで江島紀代子Drを講師に地域医療学習会を開催しました。

今回初めて民医連の企画に参加する5年生も含め4名の学生が参加しました。

「千鳥橋病院と共に歩んで」というテーマで千鳥橋病院の成り立ちと江島Drが医師研修にどのように関わってきたのか、地域の抱える問題にどのように向きあってきたのかということを講義しました。


千鳥橋病院は、前身の福岡民主診療所の頃、戦後の荒廃に建てられた住宅に住む人々のもとに医療を届けてきました。更に現在に至るまでに福岡で起きた様々な公害問題においても患者さんに向き合い、共に闘ってきたことを話しました。また、この夏にポーランドへ旅行へ行った際、アウシュビッツ収容所を見学した様子も報告されました。

戦争は狂気が引き起こすものであり、人間のむごさを是非実際に現場に行きみてほしいと学生に伝えました。学生からは「江島Drが何故貧困問題に関し熱意をもっているのか?」という質問が出され、江島Drは「子どもは国にとって大切な存在なのにその子ども達が満足に食事ができていないということが許せないと思っている」と答えられました。


最後に学生へメッセージとして「コミュニケーションの力を身につけて欲しい、患者さんの訴えをしっかりと聞ける医師になってください」という言葉を贈りました。

学生からは、「女性の大先輩の話を聞けて大変貴重な時間だった」、「先生の姿を見て国家が戦争など人々を不幸にしようとするとき、医師としてしっかりと反対の姿勢を取りたいと思った。」、「民医連という団体は初めて知ったが医療支援など地域の為に行っている活動についてもっと知りたい」などの感想が出ていました。





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11月19日(木)に九大医系学生サポートセンターにて、医学生ミーティングを行いました。その中での学習会として、現在千鳥橋病院で総合内科と産婦人科を研修している、鹿児島生協病院2年目研修医の藤本Drより「初期研修の楽しみ方」というテーマで研修報告をして頂きました。

藤本Drは、九州大学卒で鹿児島民医連の奨学生。九大サポートセンターには低学年から来ており、様々な学習をしていました。

6年生の学生とも交流があり、和やかな雰囲気での学習会でした。内容については、自己紹介から始まり、研修期間で学んだ事や、研修を通して医師として大切にしたい姿勢などが紹介され、学生達も真剣に聞き入っている様子でした。

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報告後に学生から藤本医師に「どの専門科に進む予定ですか?」との質問がありました。それに対して、藤本Drは、「色々な科を研修するので、研修する毎にその科の魅力に触れるため、まだまだどの科へ進むか決められない。」と笑顔で答えていました。

千鳥橋病院の有馬Dr(総合内科)も「大学の実習で診る患者さんと市中の病院で診る患者さんとは違うので、同じ科の研修でも違う印象を受けるから、研修する中でも変わってくることはある。」とのことでした。また、学生から「4年間一緒に活動してきた先輩が研修医として活躍している姿を見て、感慨深かったです。」との声もあがりました。身近な先輩が医師として働いている姿を見て、未来像を掴んだのではないかと感じました。

2017年から新専門医制度が始まるため、学生も専門医資格についての関心が高いようです。最後に、藤本Drから「初期研修2年間は医師としての姿勢を学ぶ大事な期間でもあるので大切にして欲しい。」との言葉が学生に送られました。


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11月14日(土)に千鳥橋病院で行われた赤ちゃん同窓会に福岡・佐賀民医連奨学生のTくん(九州大学3年)がボランティアとして参加しました。
産婦人科にも興味があるというTくんは赤ちゃんとの接しかたも上手で、たくさんの赤ちゃんがりに集まっていました。

この日は看護学生や高校生のボランティアも参加しており、その学生との交流もありました。
Tくんは用意されていたゼリーとマフィンを赤ちゃんに配ったり、ハイハイレースのスターターも務めるなど、積極的に参加してくれました。

Tくんは参加した感想として「やっぱり子どもはとても可愛く元気をもらえた。子育てに疲れているお母さんもいると思うけど、こういう場で悩みを共有できたり、病院のスタッフに相談できたりするのはとても良いことだと思う。自分は将来的には赤ちゃんからお年寄りまで診察できる医師になりたい」と語っていました。

今回赤ちゃん同窓会にボランティアとして参加し、Tくんにとって自分の将来の医師像の参考になると共に、子育てをする親の気持ちを学ぶ機会になりました。

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