イベント情報

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22年ぶりの開催、1051名が受診 2009年9月20〜21日
水俣病大検診に参加しました!
9月20〜21日「不知火海沿岸住民検診」が熊本・鹿児島17会場でおこなわれ、1,051名が受診しました。この検診に医学生3名と医師3名を含む12名が参加しました。
水俣病大検診!
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医学生も問診に入り症状の訴えなどの
聞き取りに奮闘しました。
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新和町大多尾地区では受診者全員が 認定申請をおこないました。
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平衡感覚、痛みの感じ方などを調べ、 二次検診へとつなげます。
感想
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受診に来られる方がみんな、明らかな水俣病の症状を呈しているのにも関わらず、国からの補償の範囲内に入らず、区域外とされている実態に驚きました。またチッソが有害な排水を止めた翌年以降の1969年以降は被害がないとする、国の対応を知り驚きました。
不知火海沿岸地域に住む人たちの、特に認定・保健手帳の対象地域外の人たちの生活圏内を詳しく調査し、それと水俣病とを関連づけることで、少しでも国による補償がなされればと思います。水俣病は過去の社会問題ではなく、今でもなお続いていることを考えながら、決して無関心にならず、今後の展開を見ていきたいと思います。(医学部4年)
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問診をしてお話を伺ううちに、患者さんたちは、水俣病の症状にずっと苦しんできただけでなく、チッソや行政の責任逃れの対策によって、差別や偏見など人間のつながりを切られ、一層苦しめられていることを感じました。水俣病の本当の解決は何か…。勉強不足でよくわかりませんが、きちんと被害の実態を捉え、人々の立場に立った補償と、再発を許さない反省を、国のレベルで早くしなければいけないと思います。知ること、本当の解決を求める運動を、これからもぜひやりたいと思います。
遠くからも民医連の人たちが集まってこられて、前例がなくわからないことも、集まった人がその場で協力して成し遂げるのを見て、さすが民医連だなと思いました。(医学部2年)
 
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